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アルミサッシとは?


 

アルミサッシとは、アルミニウム合金で作られたサッシのことを言います。一般的な窓枠のことを指す場合が多いです。

 

現在広く使われているアルミサッシは、アルミ樹脂複合サッシの次に多いです。住宅のほとんどでアルミサッシとアルミ樹脂複合サッシが使われています。

 

住宅に使用されている約54%はアルミ樹脂複合サッシ、20%弱が樹脂サッシであるという調査結果もあります。

 

アルミサッシが使われているのは全体の8割程度と言われていますから、アルミ樹脂複合サッシもシェアが最も多く、次にアルミサッシとなります。

 

現在は木製サッシはあまり使われなくなりました。

 

今回は、アルミサッシの特徴や種類、さらにアルミ樹脂複合サッシについても紹介したいと思います。

 

サッシと建具の違いは?

アルミサッシは、アルミ建具と呼ばれることもあります。しかしサッシと建具はわずかな違いがあり、サッシは建具の中の一種類と言えるでしょう。

 

では建具とは何なのでしょうか。

 

建具とは、居住する空間を仕切る役目を持っており、開閉できるものの総称です。

このため、窓枠だけを指すのではなく、扉や障子、襖なども建具に含まれます。

 

これに対してサッシとは、窓枠そのもののことや、窓枠が使われている窓全体を指すことがあります。

 

アルミサッシとは、アルミ枠が使われている窓や網戸のことを指します。

このため、ドアにアルミ枠が使われていても、アルミサッシとは呼びません。

 

英語のサッシ(sash)は窓枠を指すものですが、幅の広い帯やたすきを意味する場合もあります。

 

種類はさまざま

かつては木造の住宅に使われる建具は、木製のものが主流でした。

 

しかし、住宅にも一般的にアルミサッシが使われるようになり、普及が進みました。今では気密性が高いアルミサッシを住宅に使うことは当たり前になっています。

 

住宅に使われるアルミサッシは、鉄筋コンクリート造など集合住宅用に使われるものと、木造の戸建住宅に使われるものに大きく分けられます。

 

また、木造の戸建住宅に使われるサッシは、在来工法用のものと2×4工法のものに分けることができます。
さらにこの中で、壁の仕上げ方によっても、使われるサッシが異なる場合があります。

 

大壁仕上げの洋室には半外付けのサッシが使われることが多く、真壁仕上げの和室には外付けのサッシが使われることが一般的です。
このように、建物の構造や壁の仕上げ方などで、使われるサッシは違い、それぞれが決まっていることがほとんどです。

 

性能による違い

サッシはそれぞれの性能によっても種類を分けられます。

 

基本的には、一般サッシ、防音サッシ、断熱サッシ、改修用サッシに分けられます。

この中からさらにサッシの開閉の違いによって、引き違い窓、上げ下げ窓、たてすべり出し窓などの種類に分けることができます。

 

それぞれの性能によって適した建物があり、開閉形式によって違うサッシの特徴をよく知り、どのようなサッシが適しており、取り入れるかを検討する必要があります。

 

またこれらは素人にはわからないことも多いですから、専門家の意見を聞くと良い場合が多いです。

 

メリットとデメリット

どのようなものにもメリットとデメリットはあるものですが、アルミサッシのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

メリット

アルミサッシは軽量であることが重宝され、開閉が簡単であることから住宅の窓に使いやすく、広く取り入れられ続けています。

 

アルミニウムの大きなメリットは、極めて耐久性が高いことでしょう。アルミサッシの耐久性は、ほかのサッシに利用される素材と比べると、かなり優れていることがわかります。

 

そもそもアルミサッシは風雨に当たっても、錆びにくいという性質がありますが、これにアルマイト加工処理をサッシメーカーなどが加えることが一般的になりました。

 

この処理をすることによって、腐りにくくなり、傷などにも強くなる場合が多いです。気候が厳しくても耐えることができるようになり、より長く使う子音ができます。

 

デメリット

一方で、金属の特性でもある熱伝導率の高さがデメリットといえるでしょう。

 

外気の温度が直接伝わってしまうことから、夏は熱くなりやすく、冬は冷えやすいという特徴があります。このことは室温に影響する場合が多く、結露が生じてしまう可能性が高いという欠点があります。

 

アルミサッシの主流

近年人気が出ているサッシに、塩化ビニール樹脂が使われている樹脂サッシがあります。塩化ビニール樹脂サッシとアルミサッシの異なる点は、熱や音の伝わる状態ということができます。

 

最近では、樹脂サッシとアルミサッシのそれぞれの良いところを合わせた「アルミ樹脂複合サッシ」というのが主流へと変わってきています。

 

アルミ樹脂複合サッシには、外側がアルミニウムでありながら、内側は樹脂であるという特徴があります。

 

アルミ樹脂複合サッシのメリット・デメリット

では、アルミ樹脂複合サッシのメリットとデメリットはどのようなものなのでしょうか。

 

アルミ樹脂複合サッシは室外側が強いアルミニウムであり、室内側は樹脂であることで、風雨に遭うことが多い外側の傷みや劣化を予防し、部屋の断熱や遮音性を高めることができます。それぞれの良いところを取り入れられることが大きなメリットでしょう。

 

デメリットは、内側が樹脂であることで、アルミニウムに比べると劣化がアルミニウムが早く訪れることが挙げられます。

また、樹脂単体に比べると断熱効果が少ないといった点です。

 

まとめ

ここまでアルミサッシの特徴や主流、メリットやデメリットなどについて詳しく紹介しました。

アルミサッシがどのようなものであるかを解説しています。

 

広くアルミサッシと言っても、鉄筋や木造など、建物によって適しているアルミサッシが違います。

また、軽量であったり、風雨に強いなどのメリットがあります。

 

一方で、熱を伝えやすい特徴があることから、夏は熱くなりやすく冬は冷えやすいことが、室温へ影響を与えるというデメリットがあります。

 

さらにアルミサッシのほかに、アルミ樹脂複合サッシがあることも紹介しました。

 

アルミサッシの種類や、アルミ樹脂複合サッシが適しているのかなど、一見して似たようなものであるように思えるものにも、それぞれ適しているものが違います。

 

素人ではなかなか適当に選ぶことができない場合がありますから、専門の業者に相談すると良いでしょう。

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