アルミサッシにキズや凹みなどができてしまったという経験はありませんか?
すぐに直したいものの、どのように直せば良いのかわからないものです。
また、知識や技術がなければ、うまく補修できるものでもありません。
アルミサッシの補修には、専用のスプレーやパテなどが必要になるだけではなく、知識や技術が必要になります。
このためアルミサッシのキズや凹みの補修の料金は、フローリングなどの料金より少し高い場合が多いです。
逆に、料金が安い場合には、うまく補修できておらず、不自然な補修になる場合もあるでしょう。
アルミサッシの補修は、自分で行うという人もいるかもしれません。
しかし、やはり専門の知識や技術を持つプロの業者に依頼することをおすすめします。
今回は、アルミサッシにキズや凹みができてしまったときの補修について、お話したいと思います。
アルミサッシは身近なもの
アルミサッシは、丈夫であるだけではなく、軽い素材であることが特徴です。
また腐食に強く、加工しやすいため、さまざまな形で取り入れられています。
一般的な住宅で取り入れられている箇所は、玄関や窓枠などでしょう。
開閉に大きな力を必要としないため、取り入れやすい素材として、日本の住宅で広く使われています。
そのため、アルミサッシ製のものを身近に感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、身近にあるということは、それだけキズや壊れの機会も多いということです。
アルミサッシの補修の相場
アルミサッシの補修を依頼したときの相場は、約15,000円程度からであることが多いです。
しかし、どのようなキズや凹みであるか、補修のあとに塗装を必要とするかなど、キズや凹みの状態や作業工程がどの程度かによって費用は異なります。
ここからは、それぞれの補修にどの程度の費用や時間が掛かるのかを紹介したいと思います。
キズの場合
アルミサッシにキズが付いた場合には、一箇所の補修で約15,000円程度であることが多いです。
1時間以内で補修できるキズの程度であれば、2万円前後まで、それ以上かかる場合には、費用が上乗せされていくと考えましょう。
アルミサッシにどのようなキズがどの程度付いたか、また一箇所だけか複数箇所かなど、キズがどのような状態であるかによって、費用や補修にかかる時間が異なります。
またキズの場合には、長さや深さによっても、費用が異なります。
このため、業者に依頼するときは、口頭での説明だけではなく、画像を送るなどすると、より具体的な料金や必要な時間を知ることができます。
業者にとっても、事前にキズの状態を把握できれば、作業を始めてから必要な材料が足りないということが起きにくいため、効率良く作業することができます。
へこみや曲がりの場合
アルミサッシは、金属に比べると柔軟性があるため、凹みや曲がりができる場合もあります。
凹みや曲がりの場合は、原形からどの程度逸しているかによって、費用と時間が異なります。また凹みや曲がりの場合でも、一箇所だけか複数箇所かによって、作業工程が異なります。
凹みや曲がりの場合は、パテによる作業が必要となり、研磨や塗装などの作業が必要となるため、一箇所の補修であっても1日程度の時間が掛かる場合があります。
費用は、半日程度で済む凹みや曲がりの状態であれば、約3万円から4万円程度、1日掛かる作業であれば約5万円前後が目安でしょう。
金額だけ見ると、高いと感じる人もいるかもしれませんが、アルミサッシの補修にはそれだけ高い知識と技術が必要であると理解しましょう。
また、凹みや曲がりの状態がひどい場合には、部品やアルミサッシそのものを交換したほうが費用を抑えられる場合もあります。
腐食の場合
アルミサッシは、錆びにくい素材であるものの、まったく錆びないわけではありません。
雨風など条件によっては、腐食が起きることも少なくありません。
アルミサッシに起きた腐食を補修する場合では、部品交換が必要となる場合もあります。
また腐食を補修しても、同じ条件にアルミサッシを置けば、また腐食が起きるため、環境を整える作業が必要になる場合もあります。
部品を交換する場合に掛かる費用は、どのような部品を交換するかにもよりますが、約5万円以上が掛かることが多いです。
また腐食している部分が大きいアルミサッシでは、補修するより部品やアルミサッシそのものを交換したほうが費用を抑えられるだけではなく、補修に掛かる時間を短縮できる場合も少なくありません。
さらに、設置してから年数が経っている場合には、アルミサッシそのものを交換したほうが良い場合もあります。
作業の流れ
では、アルミサッシの補修はどのように行われるのでしょうか。
ここでは、アルミサッシのキズや凹みの補修がどのように行われるのか、作業の流れを紹介したいと思います。
実際には
まず、キズや凹みがどのような状態であるかを確認します。
補修の作業に入る前に、削り粉やスプレーなどが周りを汚さないようにビニールなどで養生をします。
キズや凹みの補修は、下地処理をすることで、パテなどの定着を良くするため、下地処理を施すことがあります。
次にパテ処理です。
パテを平らにしたら、削るなどの作業を繰り返し、補修していきます。
平らになったら、スプレーで塗装しツヤなど、キズや凹みのない部分との差を無くします。
最後に必要であれば、研磨を行い塗装された部分を整えます。
これらの作業が、アルミサッシのキズや凹みを補修するときに多い工程です。
まとめ
今回は、アルミサッシのキズや凹みを補修するときの費用や時間、工程などについて詳しく紹介しました。
アルミサッシは、玄関や窓枠など、身近なところに広く使われています。このため、傷みが起きることも多いでしょう。
アルミサッシのキズや凹みの補修に掛かる費用や時間は、キズや凹みの状態によって異なる場合が多いです。キズや凹みの状態によっては、アルミサッシそのものを交換したほうが良い場合もあります。
また、アルミサッシの補修には、専門の知識や技術が必要です。アルミサッシにキズや凹みができたときに、自分で補修するという人もいるかもしれません。
しかし、やはり塗装に違和感が出るなど、専門の業者に依頼したほうが良い場合が少なくありません。
アルミサッシにキズや凹み、さらに腐食などが起きてしまったときには、まず専門の業者に補修に掛かる費用や時間などを尋ねてみてはどうでしょうか。